右の映像が数研出版(株)さま発行の
・『新課程 フォトサイエンス地学図録』(令和5年2月)
・『高等学校 地学基礎 教授資料』(令和4年3月)
・『指導者用デジタル教科書(教材) 地学基礎』(令和4年3月)
・『学習者用デジタル教科書・教材 高等学校 地学基礎』(令和4年3月)
に教材として取り上げられました。
2011年6月20日、千葉県浦安市を始め、今回の震災によって液状化の被害を受けた地域で震災3カ月後もなお続く地盤沈下について、フジテレビの朝のニュース番組「めざましテレビ」さまより弊社が取材を受け、その様子が6月23日、番組内コーナー「ココ調」において放送されました。
この取材に際して弊社は液状化の再現実験を行い、水槽に砂と適量の水を入れてかき混ぜ飽和状態にしたものに地震に見立てた振動を与えることで、液状化が発生する状況を分かりやすく示すとともに、液状化についての若干のコメントをさせていただきました。
この実験映像では泥水が全体から染み出していますが、実際にニュース映像などで見られた液状化現象の様子では、地表付近に水を通しにくい地層・舗装などがあって、その亀裂などから泥水が噴き出すということになりました。
今回、液状化が発生した地域で地盤沈下が収束していない家が見られるのは、液状化によって地盤にゆるみや破壊が起こっていることが原因なのかもしれません。
なお、湾岸地域で液状化が発生することは、以前から警戒されていました(東京の液状化予測図・液状化危険度予測図(平成19年度千葉県地震被害想定調査))が、今回の地震では継続時間が長かった事もあり、南関東各地でこうした予測が最悪の形で的中することとなってしまいました。
見た目は砂ですが、振動を与えると水のようになります。これが液状化現象です。主に海岸の埋立地や、地下水位の高い軟弱な砂地盤で発生しています。砂の粒子が地震などの振動により密に締まり、重い砂は下へ沈み込み、間にあった水分が表面に上がってくるということです。土の中にある空気や水が、アスファルトの間や、より柔らかな場所から噴砂として上がってきたりするんですね! では、一度液状化した所は密に閉まった地盤になるのか? 水槽の中では密に締まって行きますが、大規模な範囲ではなかなか難しいでしょう。
安定していた地盤が液状を起こし、バランスが崩れる。水道や下水、浄化槽などが浮き上がり、地震の揺れで生じた破損のほか、浮き上がりによる破損も生じる。水に浮いている状態と同じで、浮かばないものは沈んでしまい、電柱などは自立できなく倒れたり、沈んでしまいます。
地盤の液状化により直接基礎形式で建物を建てた場合、不同沈下をすることがあります。家が大きく傾くこともあり、崩壊する恐れもあります。液状化に限らず、砂地盤においては即時沈下(砂の間隙にあった水が抜け沈下すること)、粘性土地盤においても圧密沈下による不同沈下といった危険性があります。建築・建造を予定する場合、事前に土地柄をよく調べ、地盤調査をすることをおすすめいたします。
株式会社東光土質
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土質試験所
わたしたち地質調査業者がみなさまのお宅の近くで作業するときには、ディーゼルエンジンを回し続けるため、このような音を出してしまいます。本当に申し訳ありません。
ですが、堅牢な建築物を建てたり、適切な土木工事を行うには地質調査が欠かせません。どうかご理解のほどをよろしくお願いいたします。
「モンケンを打つ音」
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