ブロックサンプリングとは、スコップや移植ごてを用いた手掘り作業により、土を塊状のままの状態で地盤から切り出す、土を乱さない試料の採取方法です。
採取した試料は主に、土質試験に供することを目的としています。
ブロックサンプリングの方法には、切り出し式と押切り式の2種類があります。
手掘り作業によって試料を直接切り出すことのできる地盤を対象にしています。
切り出し式は、自立性の高い地盤に、押切り式は自立性の低い地盤(砂質土)に、それぞれ適しています。
自立性の低い地盤の場合には、周囲をドライアイスなどによって凍結させた後に切り出すこともあります。