ポータブルコーン貫入試験は、粘性土や腐植土などで構成されている軟弱地盤を対象に、原位置における土のコーン貫入試験を調査して、地盤の土層構成、硬軟の程度、建設機械のトラフィカビリティー(建設機械が通れるかどうか)などを判定するために行うものです。
試験機は、先端コーン、ロッド、測定装置および貫入用ハンドルなどで構成されます。本試験は、(社)地盤工学会基準として規格化 (JGS 1431) されており、人力で静的に先端コーンを押し込むものが主流です。
試験機には、ロッド周面の摩擦を含めて測定する単管式と、ロッド周面の摩擦を除いて測定する二重管式の2種類があります。